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ピーリングというものをご存知だろうか? 今回取り扱うのはケミカルピーリングという、調整された薬品を塗布し角質を適度に除去して美肌をもたらすというもの。 ちょっと検索してみるだけで、多種のピーリング方法やエステ業者などのリンクにたどり着く。 中でもピーリング石鹸という怪しいものや、高額な料金のエステ業者にはちょっと納得がいかない。 せっかく薬剤師なのだから、ピーリングに必要な材料や器具などの値段を調べてみたので教えちゃいますが、大体3~5000円程度ですべてそろいます。(人にもよると思いますが、効果がでるまでの回数分をこれだけでそろえられます。) その後、2~3000円程度の消耗品を追加するだけでピーリングは続けられます。 必要なものの概要は ・ピーリングの主剤 ・主剤のpH調整のための緩衝剤 ・これらを溶かす溶媒(水とか) ・うまく塗布するためのスポイトとハケ ・パック ・pH試験紙 (pHの読み方。ピーエイチが国際的。国内情報しか見えない先生方は未だにドイツ読みのペーハー・・・。) ・アルコール綿 ・施行後の炎症を抑える外用剤 これらが用意できれば、格安でピーリングを行うことができます。 それでは、順序 <薬剤準備> 溶媒を用意。粘性(とろみ)をつけたほうが塗りやすいので、グリセリンと水を適度に混合。 ↓ 主剤と溶媒を混合して溶液を作る。 ↓ 緩衝剤とpH試験紙で溶液のpHを調整。 <塗布準備> 溶液とハケ、炎症を抑える外用剤、タオル、パック、スポイト、鏡、アルコール綿、時計があることを確認する。 ↓ 洗顔(特に小鼻や皮脂の多いところは薬剤をはじいてしまうので念入りに洗顔) ↓ アルコール綿でさらに皮脂を除去(ひりひりします) ↓ パックにスポイトで溶液をしみこませる。 <塗布と後処置> 開始時間を確認後 鏡を見ながらハケで顔に万遍なく薬剤を塗布。 ↓ 塗布が終わったら、溶液をしみこませたパックを貼り付けて延ばす。 ↓ 皮膚状態を確認しながら施行終了時間まで待機。 ↓ 終了時間がきたら手早く念入りに洗顔。 ↓ 流水でよく冷やし、ほてりを軽減。 ↓ 炎症を抑える外用剤を塗布。 (ほてり、かゆみ、ひりひり感は小一時間ほど続きます。) ↓ 良く絞った冷やしタオルで軽く抑えながら冷却。 【原理】 角質層の皮膚を化学薬品により除去し、皮膚代謝を促進する。 PR PREV PAGE HOME NEXT PAGE
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